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執筆者の写真寺田 秀弥

数学をプログラミングで解くパイソンチャレンジをリリースしました


パイソンチャレンジ

小中学生向けに、パイソンチャレンジという数学の問題をプログラミングで解くサイトをリリースしました。パイソンチャレンジというネーミングから、パイソンのプログラミングにチャレンジするサイトと思われたかもしれませんが、数学の問題をプログラミングで解くサイトです。



■参加資格


パイソンチャレンジは、小中学生でプログラミングと数学に興味がある生徒を対象にしています。

小中学生なら誰でも無料で参加できます。参加する期間に制限はありません。


■数学のレベル


数学というより、ほとんどの出題は算数のレベルになっています。約数、倍数、素数など理解しやすい自然数を中心に出題しています。

自然数を対象としているのは、小中学生が問題を理解しやすいということ、そして基本的なプログラミングの機能だけで解答できるということが理由です。


■プログラミングに使う言語


パイソンチャレンジという名前ですが、プログラミングの言語は何を使っても解くことができます。

ただベルジェールはスクラッチという秀逸な言語の後に学ぶ言語としてパイソンを推奨しています


■問題の構成


問題の構成は3つのステージにわかれ、各々10問づつ出題しています。

手計算では算出することができず、プログラミングを工夫して解く必要があります。


■問題の回答


問題の回答は公開していません。生徒は正解が出るまで解答し続ける必要があります。

正解にたどり着けない時は、フォーラムで質問をしたり相談することができます。


■パイソンチャレンジの目的


パイソンチャレンジというサイトを公開する目的は、小中学生に次のようなことを願ったからです。

□プログラミングスキルを修練する

□プログラミングの面白さを体得する

□プログラミングの難しさとは何かを理解する

□数学の面白さに興味を持つ


■パイソンチャレンジの効果


パイソンチャレンジをとおして、小中学生に次のような効果をめざしています。

□プログラミングを工夫することによってプログラミングのスキルを向上する

□解答だけではなく処理時間を短縮するといったような正解以外にも

 考えることがあることを理解する

□思考錯誤しながら粘り強く考える姿勢を身につける


■パイソンチャレンジがめざしているもの


パイソンチャレンジが、めざしているものは「プロジェクトオイラー」と「高校への数学」です。

プロジェクトオイラー

プロジェクトオイラーという世界的に有名な、プログラミングによって数学の問題を解くwebサイトがあります。このサイトには世界で100万人近くのプログラマーが参加しており、簡単な問題から、21名しか正解者がいない超難問まで750問あります。

パイソンチャレンジもいつか小中学生向けのこのようなサイトに育つことをめざしています。


高校への数学

高校受験を控えた中学生を想定した月刊誌ですが、毎月非常に難しい問題が出題されるコーナーがあり、全国の数学の猛者がチャレンジしています。

このコーナーのような全国の小中学生のプログラミングの猛者が挑戦するサイトに育ってほしいと思っています。


■生徒たちの楽しみ


数学好きの生徒たちは難しい問題を何日もかけてひたすら解く努力を続けるように、プログラミングの難しい問題を試行錯誤を繰り返しながら粘り強く解答に近づくことに喜びを見出すことを願っています。


■参加に必要な情報


パイソンチャレンジの参加に必要な情報は、次の情報が必要となります。

□メールアドレス

□氏名

□都道府県 (市町村以降は不要です)

□小中学校 (学校名は不要です)

□学年

□ニックネーム


■個人情報


ニックネームで管理されるので個人情報が公開されることはありません。


■会員制


パイソンチャレンジは会員制のサイトにしています。登録した会員だけが、問題を見ることができ

フォーラムに参加することができます。会員登録にはメールアドレスを使います。


フォーラム


パイソンチャレンジには、小中学生がプログラミングに関する情報の交換や情報共有ができるように

フォーラムがあります。フォーラムは簡単な操作で使えます。

生徒たちがプログラミングの知見を高め、切磋琢磨できる一助になればと考えています。


■今後のパイソンチャレンジ


生徒たちの考えや意見などを聞きながら、質・量ともに順次拡大していくことを計画しています。

□数学の分野  

□問題数

□問題のレベル

□プログラミングの文法 

 現時点の問題は基本的な文法だけで解けますが、高度な文法を使う問題の整備も考えています。

□生徒から問題の投稿

 問題をつくることが生徒たちのモチベーションアップにつながることを期待しています。

 

■まとめ


小中学生が、パイソンチャレンジによってプログラミングと数学に一層興味をもってくれ

主体的に学習する習慣を身につけてくれることを願っています。


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