• 寺田 秀弥

オンラインでプログラミングを教えようと思った理由


はじめに

岡崎で生徒たちにスクールでプログラミングを教え始めて16ヶ月になります。スクラッチからはじめて、次にパイソンのコースを開始しました。教材は、生徒からの指摘を含め何度も手を入れ修正してきました。また教えることによって、生徒にとって表現でわかりずらいところ、理解に苦しむところ、興味を持つところ、生徒間の進度の差異などの理解を深めることができました。小中学生のプログラミングの教育ははじまったばかりで、他の教室でもノウハウを蓄積しながらプログラミングを教えていくのだろうと思います。

長年外資系のコンピュータ企業で、みずからもプログラマーを経験して、多くのプログラマーのマネジメントもしてきた経験を活かしながら、小中学生のプログラミング教育に見識を深め、岡崎の小中学生にプログラミングを普及していきたいと考えています。

ただプログラミングを普及するにはいくつかの障害があります。


プログラミング普及の壁


 ◆環境面の課題

今年の7月26日岡崎せきれいホールでおかざきッズプログラミングフェスタ2019で、当社ベルジェールはswiftとpythonの2つのコーナーを担当しました。ベルジェールが担当したコーナーだけでも小学校1年生から中学校3年生まで150人が参加してくれました。生徒の中には山の中に住んでいるのでプログラミング教室がないと言っていた女子中学生がいました。あの女子中学生はどうしているのだろうかと思い出すことがあります。プログラミングを学習したくても環境に恵まれていない生徒も多くいることだろうと思います。

またベルジェールのスクールに西尾から通っている生徒がいます。保護者は送迎に往復90分、講義時間80分合計約3時間をかけています。保護者の生徒への愛情には頭が下がります。また部活とか習い事の都合でスクールに都合がつかないケースや、保護者の都合で送迎できないなど、様々な制約からプログラミングを学習したくてもできない生徒も多くいるのだと思います。


◆スクール運営上の課題

プログラミングを普及するには、スクール運営上の課題もあります。スクールで教えていますと生徒たちの進度には大きな差異が出ます。パソコンを自宅で自由に使えるかどうか、生徒の学習意欲によって自宅でも学習をするかどうか、といった理由から、同じ時期に入学した生徒でも進度には大きな差が出てしまいます。したがって講義形式は困難であり、必然的に個別指導になります。したがって1クラスは5-6人が限度となります。岡崎市の小学5年生から中学3年生までの生徒数は約1万9千人いますから、岡崎のプログラミングスクールが増えてきたと言っても現実的には、スクールによってカバーするには限界があります。


こうした課題からオンライン学習でプログラミングを普及しようと考えました。

ただオンラインでプログラミングを普及するにもいくつかの壁があります。


オンラインでプログラミングを教えられるか


スクールのように教師が直接生徒を指導するのと違い、オンラインでは生徒の顔が見えませんし声をかけることもできません。オンラインでスクールと同等のレベルのプログラミング教育は本当にできるのかという疑問が出てくるのも当然だと思います。


オンラインでプログラミング学習をするには次の要件が必要になると思います。

 ・オンラインシステムをいつでも利用できる

 ・システムのユーザーインターフェイスが優れている

 ・教材がストレスなく参照できる

 ・質問を教師に自由にでき回答をすぐに入手できる

 ・テスト問題のプログラムを提出でき、教師は添削とアドバイスを送ることができる


これらがオンラインで実現できれば、オンラインによるプログラミング学習はスクールと同等の学習効果を実現できると考えています。


さらに要件が満たされれば、オンライン学習はつぎのようなメリットがあります。

 ・生徒が主体的に自分のペースで学習できる

 ・教室が会場の行事で中止になるとか台風で中止といったこともない

 ・部活とか習い事に影響されない

 ・保護者の送迎の負担がない

 ・外出先でスマートフォンやタブレットでも学習できる


したがってオンライン学習はシステムの出来さえ良ければ、多くの生徒にプログラミングを教えることができると考えました。


オンラインプログラミングを実現するシステム


方向は決まったのですがオンラインプログラミングを実現するシステムの構築には多くの考えることがありました。オンラインでプログラミングの教育をするには、上記の要件に加えてシステムとして次の要件があります。

 ・パフォーマンスがいい

 ・システムの不具合がない

 ・24時間365日稼働できる


これらを実現するシステムを構築するには以下が必要となります。

 ・オンライン学習の操作性に関する豊かな知見

 ・webで実装するスキル


またできるだけ短期間で開発し、開発費用も最小限に抑える必要もあります。


以上のことから、独自にシステムを開発することは断念しました。

そんな時google classroomという教育プラットフォームがあることを知りました。

google classroomは、google と米国の教育関係者が協力したシステムですので、オンライン学習の要件を十分とりこまれており、操作性に優れ、無料で利用できます。今でも機能拡張が継続的にされています。google classroomに関しては、別の機会にご説明をしたいと思います。


ベルジェールネットは、google classroomを利用でして岡崎の小中学生にプログラミングをオンラインで普及しようと考えています。